走り去るロマン
レーベル:G-matics
発売日:08/11/21(1975年作品)
商品番号:GMT-009
収録時間:39分52秒
ジャケット
   曲目
(1)TRULY ME
(2)NOW & FOREVER
(3)NIGHTTIME
(4)PASSING PICTURES
(5)LUCKY JOE
(6)WATER SHE WORE
(7)TWO PEOPLE TOGETHER
(8)HAZY NUN
(9)FRAGMENTS
(10)HAPPINESS
(11)I CAN BE IN LOVE,TOO
(12)PRETTY WHITE BIRD

 今、聴いてみると、少し、英語の発音がかたいかなと、思うアルバム。

 当時の僕は、誰も成功したことのない、『日本人の英語のオリジナルアルバム』を完成させる、ということだけに、ひどくこだわっていたし、その結果、日本人では誰もやったことのない、新しい挑戦的なアルバムを作った気になっていた。
 だから、できあがったアルバムは、カッコイイけれど、とっつきにくいアルバムだと思っていたし、気持ちが入りすぎている分、曲も歌い方も迫力があって少しうるさいぐらいだと思っていた。

 しかし、今、聴きかえしてみると、テンポといい、サウンドといい、歌い方といい、驚くほど暖かい。おまけに、カッコイイというよりは、とっつきやすい。僕が思っていたのとは、全く逆だ。言ってみれば、なごみ系の元祖のようなアルバムだ。つくづく、一生懸命になりすぎると本質は見えないものなのだなあ、とあきれてしまう。

ただ、音は挑戦的ではなくても、姿勢が挑戦的だったのは確かだ。アレンジも曲も、誰にも似てなくて、すごくオリジナルだ。自分では、ビートルズに似ているのでは、と心配していたのだが、そんなことは全然ない。

 結局、このアルバムは、ジャケットと『HAPPINESS』だけを入れ替えて、1979年5月に発売し直されることになる。当時、このアルバムを聴いた人は、暖かい気持ちになっただろうか。

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